草深原地区の開発と生活環境
平成30年第2回(6月)定例議会
市街化調整区域の草深原地区では、驚くほどの勢いで宅地化が進んでいます。少し前まで畑だったところが、またたくまに住宅街になっています。印西市都市マスタープランで掲げる同地区の土地利用方針では、自然環境と都市環境の調和をめざし、適正な土地利用を誘導するとしていますが、現在の状態を率直にどのように評価しているのでしょうか。
- 草深原地区の現状をどのように考えているか。
- ニュータウン区域に隣接し、利便性が高いことから、ニュータウンの発展とともに 開発許可制度の範囲内で、宅地化が進みつつある状況。周辺環境に配慮した、土地利用が図られるよう、誘導していきたい。
- 開発か抑制かという二分率、ゼロか100かでない、50くらいの土地利用の誘導は現実的に可能なのか?自然環境と調和した開発を誘導するには、地区計画を導入していくしかないと思うが。
- 市街化調整区域内の開発行為などは、開発許可制度によって制限を行っている。また、市街化調整区域の都市計画の運用としては、地区計画制度の導入も可能とされているが、市としての要件や区域の課題について、整理と検討が必要となる。
- 環境白書では、師戸川の水質悪化の原因の一つとして、草深原地区の宅地化をあげているが、どのような対策をとってきたのか。
- 水質環境保全のため、合併処理浄化槽設置者に補助金を交付している。設置完了検査の際に法定検査や維持管理の重要性について指導を行っている。
- 地区内の合併処理浄化槽等の現状を把握できているか。
- 設置届等により設置状況等を確認している。
どこに設置されているかは確認しているが、正しく使われているかどうかは市では確認できない。法定検査は県の浄化槽センターが行っており、環境省のHPによると、平成27年度の千葉県の11条検査受験率はなんと7.7%、全国ワーストワンでした。県にだけ任せておけない。浄化槽を適切に管理していただくために、法定検査への補助金を設けるなど、市でも取り組んでいく必要があります。