新しい地域福祉計画のもと、どう取り組むのか
令和3年第2回(6月)定例議会
地域福祉とは高齢、障がい、生活困窮、出産・育児など、たて割りになっている福祉施策を地域でつなげる方策を示すもので、福祉政策の大きなビジョンだと私は考えていますが、新たに策定された地域福祉計画(第4次)には大きなビジョンが感じられませんでした。具体的に何をどう進めていくのか危機感をもって質問をしました。
- 第3次計画で掲げられた取り組みの中で、着手・実現できなかったものはあるか。
- 160の事業のうち、「できている・概ねできている」が152事業だった。
- できなかったのはたった8事業かと思うが、ほとんどが第3次以前からやってきたルーティン事業だ。政策実現のために、これまでとは違う新しい手法を試してみた事業はあったか。
- ない。同じ取り組み状況だった。
- 策定審議会ではどのような意見があったか。
- 自己評価であるために評価が甘いのではないか等の意見があった。
- 第4次計画では「避難行動要支援者対策の推進」が掲げられているが、支援の基盤となる地域力が弱い地区では、代替する仕組みを考えているのか。
- 代替する仕組みは課題と認識している。今後、関係部署と連携を図り、対応方法を検討していく。
- そういう仕組みをつくるために市は何をしてくれるのか。検討だけか。
- 計画に基づく各種施策を実施していく。