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ごみの減量化、資源化 ~精神論でないリサイクルを

平成29年第1回(3月)定例議会

板倉市長の公約であったごみの半減化、減量化は、どこまで達成でき、どのような成果があったでしょうか。「焼却するごみを減らせば大きな施設はいらない、財政負担も少なくて済む」、そのようなアプローチからの政策でしたが、資源として活用できるものはできるだけ分別して活かし、焼却ごみを減らしていくという方向性は、これからも堅持しつつ、リサイクルの前提となる、リデュース、リユース、つまりごみの発生抑制が大切になってきます。環境省は、「循環型社会の形成に関する政策課題は、循環を量の側面から捉えて廃棄物の減量化に重きをおいてリサイクル等を推進していくというステージから、循環を質の面からも捉え、廃棄物等を貴重な資源やエネルギー源として一層有効活用して資源生産性を高めるという新たなステージに進んでいる」と、量から質へのシフトを示しています。今後のごみ減量化の方向性を質問しました。

分別して資源化(リサイクル)するのはたいへんコストがかかる。リサイクル貧乏という言葉もあるくらいだ。とくに容器包装プラスチックのリサイクルには、紙や布に比べ3~4倍のコストがかかっている。いくら循環型社会のためとはいえ、効果の低いことにコストをかけていくのはどうか。コストとCo2排出量を費用対効果の視点で検証したことがあるか?
集団回収などにおいて費用対効果を検証している。

集団回収のコストは、収集だけのコストで、コストの一部でしかありません。費用対効果を検証しないと、せっかくのリサイクルも精神論になってしまいます。プラスチックのリサイクルは手間をかけても、最終的には7割以上がサーマルリサイクル、熱回収というリサイクルになっている。分別しつくした果てでどこかで燃やされるなら、新しくできる施設で熱回収するのが一番効率的ではないでしょうか。

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