コロナ、コロナで右往左往しているうちに、今年もあと2か月ちょっと。なぜか会期が長かった9月定例会が終わり、すぐに続いた環境整備事業組合の定例会が終わり、バタバタと議会報告をつくっているところです。議会報告をあちこちで配って歩く頃には、並行して12月定例会の準備をするという、長年やってきたルーティンを毎日黙々と続けています。ほぉー。
環境整備事業組合の議会では一般質問で「ごみ処理体制の一元化」について質問しました。
ご存じの通り、環境整備事業組合は、印西市、白井市、栄町の広域で印西クリーンセンターや平岡の葬祭場・霊園の運営をやっています。組合を組んでやっていると言っても、それぞれ財政状況もごみの排出量も違い、なかなか一元体制で統一的に何かやっていくということができていません。遠い昔、思い起こせば平成18年頃に容器包装プラスチックの分別収集を始めるにあたり、今の青と黄色の指定袋が印西市と白井市が統一で導入され、その後も収集業者の指定が市から組合に移管されるなどしましたが、それぞれの市町でやってきたことを事務的に引き継いだだけで、一元体制の中でごみの減量に向けた取り組みがされてきた形跡がありません。
そこで、「一元体制」についての認識を改めて確認したわけです。一元体制でごみの減量に向けて何ができるか。事務方は「減量施策は市町でやっています」との立場を貫きたかったようですが、管理者(印西市長)は、はっきりと「一元体制でのごみの有料化」方向性を答弁しました。
印西市は人口が増え、お店も増えているのでごみの全体量が増えるのは仕方ないことですが、リサイクル率は下がり続けています。資源を分別せず多量にごみを排出する人には、それに見合った負担をしてもらおうという趣旨でした。ごみの減量を進めるには経済的インセンティブをつけるしかないということです。それは一元体制でやらないと、組合を組んでいる意味がなくなります。ごみを燃やすだけなら業務委託でもできる時代です。
印西クリーンセンターは令和10年に吉田地区に移転します。その時にどんな体制で、何と何を分別し、どのような方針でリサイクルし、ごみを処理していくのか、ハード整備と歩調を合わせた議論が必須です。
そんなことも含め、9月定例会の議会報告会は、11/22午後に中央駅前地域交流館の会議室で予定しています。コロナ対策をとって実施します。お時間ある方はぜひ覗いてみてくださいませ。(2020.10.20)