まもなく改選後初の定例議会です。定例議会の運営について打ち合わせる「議会運営委員会」が先週もたれました。
議会運営委員会では、定例議会に提出される議案を、いつ、どうやって審査するか決めていきます。市民や各種団体からの「陳情」をどう扱うかも決めていきますが、ちょっと先が思いやられるなーと感じましたので、記します。
陳情は「議員配付」か「請願並み」のどちらにするか、たいてい二つの意見が出て採決(多数決)されます。
「議員配付」は、議員に配られるだけで、陳情の要望について審査されることはありません。
「請願並み」は、紹介議員がいる「請願」と同じ扱いにして、所管委員会に付託して審査し、印西市議会として願意を採択するかしないかが採決します。つまり議案として扱うわけです。
私は「印西市民からの陳情で、議会の賛否になじむもの」は請願並みに取り扱うべきだと思っています。私たち議員は市民の代理であり、その市民からの要望ですから。
今議会には「もっと議会改革を進めろ」という願意の陳情が数件市民から出されていましたが、議会自身のことで議会での賛否になじまないと思うものは「議員配付」に、なじむものは「請願並み」という採決態度を、今回もとりました。
一つ、前議会で陳情されたものと同じ内容の陳情が再度提出されていました。前議会で、「請願並み」となって審査され、私以外は全員反対で不採択となった陳情です。
私は願意に合理性があり、審査に値し、市としても検討に値すると思って賛成しましたが、私以外の議員はそう考えなかったという結果でした。反対討論までする議員もいました。曰く「明らかに不採択になる陳情を請願並みに審査することは、《市民を晒し者にする》ことだ」と。
「市民の願意を審査すること=晒し者にすること」とは、議会の本質に関わる言論ではないかと、発言の訂正を願い出ましたが、発言者本人は取り合わなかったようです。訂正されることはありませんでした。
今回の陳情は、その反対討論の会議録が添付され、陳情書に「晒し者になっても良いのでもう一度審査してほしい」と書かれているにもかかわらず、ほぼ全員が「議員配付」に賛成して、審査されないことになりました。どうぞ録画中継で確認してください。
選挙中はさんざん、「市民の声をつなぎます」とか「市政とのパイプ役」だとか、「市民参加のまちづくり」だとか言ってきたよね?議員の皆さん。選挙は終われば、もうどうでもいい?
もっと考えようよ。
憤慨の一場面でした。
さて、6月定例会は、6/7から。私の一般質問は初日の10日です。質問のテーマは児童虐待、ふれあいバス、UR跡地の状況です。