改選後初の定例議会が終わりました。新議員は4人でしたが、うち2人しか一般質問せず、新しい個性が炸裂するような場面もなく閉会しました。
一般質問の内容や議案質疑のやり方を聞いて、この人はこんなところに着眼するんだなぁとか、こんなことにこだわるんだなぁとか、だんだんと「人となり」がわかってきますが、発言がないことにはどんな議員活動を目指しているのかがわかりません。お酒の席だけ元気なんてことはないと思いますから、ゆっくり理解していきたいと思います。
自分が一期目だった頃のこともも懐かしく思い出しました。当時37歳、「議員は何期やっても報酬は同じ」と先輩議員に言われ、身が小さくなる思いで、行政や政策の勉強をしたなぁ、と思い出します。頑張っていたなぁ(今も頑張っていますよ)。
さて、印西市になんでもGoogleのデータセンターが進出してくるとか。とうとう世界有数の企業まで印西市を選んでくれたのか。住みよさランキングは1位から14位に転落してしまったけれど、あいかわらず税収は絶好調を維持していくのではないでしょうか。
お金があるということは、できることの可能性が広がるということ。新しいまちづくりも、有利な条件で進めることができます。
今、ニュータウン中央駅南口に文化センターをつくってほしいという署名をやっています。
署名を集めながら皆さんの声を聞くと、本当に市民の皆さんはいろいろ考えているな、と思います。
「(無料の)駐車場がないと駅前でも不便。人が集まらない」と、車社会からどこまでも離脱できそうもない人、「木下のことを配慮してこんな要望はすべきでない」という謎の忖度をする人、「そんなお金あるの?」とお金の心配をする人、または端っから人のやることが気に入らない人、「将来のことを考えて印西牧の原駅周辺につくるべきではないか」と、印西市の形がちゃんと見えている人。
こういう様々な声の落としどころを見つけていくのが、政治であり、まちづくりなんだなぁと心底思います。
印西市はニュータウン地区で人口が急激に増えていて、新たな視点、つまり多くの人が住んでいるニュータウンを中心とした視点での、公共施設の再配置構想が必要です。はっきり言いますが、「変な忖度」は、市民生活を不便にし、印西市全体の発展を阻むことになると思います。
私は「公共施設の再配置が新たなまちづくりの基礎になる」とずっと言い続けてきました。が、印西市は相変わらず、これまでのまちづくりを継承し、遠い将来の人口減少にどう備えるかという、「これまでのまちづくり」から一歩も踏み出せない議論しかしません。
もっと考えようよ、市民も、行政も、議会も。
今、暮らしている人たちに何をすべきか。
印西市を選んで市民になってくれた人たちが、「ずっとこの街、印西に」いてもらうにはどうしたらいいのか。
来年はもう市長選ですし。(2019/7/7)