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ちょっと言い足りないこと

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実施計画にこそ市民参加を

ちょっと言い足りないこと
2011.10.01

来年度から新しい総合計画がはじまる。総合計画とはこれから10年間でどんな方向を目指していくのか、あらゆる政策を網羅した総合的な計画で、基本構想、基本計画、実施計画からなる。合併後の10年の方向性を決める大事な計画だけど、年末押し迫った時期にパブコメを行い、クリスマスの週末に市内で市民説明会をやるようだ。

まだ、素案が公開されていないけれど、前回の市民説明会で見たときには、総花的でいったい何に一番力を入れていくのかよく分からない計画だった。
昔は基本計画に特色を持たせるにはどうしたらいいかを考えていたが、近頃は、いやいや違う、特色ある運用をすればいいじゃないか、と思っている。

 

地方自治体はつまるところ、福祉は充実を目指し、特色ある教育を目指し、自然環境や生活環境を守り、低炭素な循環型社会を目指し、産業や農業は振興するものだ。大事なのは振興したり保全したり充実していく時に「どんな事業をやるのか」なのだ。
基本計画をつくる時は市民参加でつくった。今では、市民参加しない自治体はあるのだろうかと思うくらい当然のことだ。議論が不完全燃焼だったと不満げな市民もいたが、印西市も市民会議で議論し、10年後の印西市がどうあってほしいか市民の意見が反映されているはずだ。

でも、振興や保全や充実のために何をするかが、実は最も大事なのだ。

その事業案をつくる時、つまり、「実施計画をつくる」時に市民の意見やアイディアが反映される仕組みがあるかと言えば、今のところはない。
予算編成の時期に、振興や保全や充実のために、来年度はどんな事業をやろうか行政職員の皆さんは一生懸命考えている「はず」だ。その時に、ちょっと市民の声を聞く、市民の感覚とアイディアを生かす、そんな仕組みができるといい。

 

きっといろいろなことが進んでいくはずだ。市役所の仕事がルーティンにならないようにするためにも。

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