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UR事務所跡地活用「いと可笑し」

令和2年第1回(3月)定例議会

UR事務所跡地再整備に向けて、「千葉ニュータウン中央駅圏複合施設整備基本計画」が策定されました(一般質問時点では検討委員会が設置され、策定中)。それによると、現在の中央駅前地域交流館2号館を取り壊し、その機能を入れて一体型の施設を建設することになっています。しかし、2号館よりも古い1号館はどうなるの? いったいどんな検討をしてきたのでしょうか。

2号館を壊さなければならない決定的な必要性はなにか。
交流館の利用者の約7割が車で来館しており、再整備でさらに利用者増が見込まれる。施設整備を行うにあたっては、何よりも利用者の安全性の確保を考慮しなければならないが、駐車場への出入りは一方向のみで、2号館西側のT字路を交差点化とすることで、双方向からの進入が可能となり、支障となる2号館を解体する必要があると判断した。
1号館をそのまま残す理由はなにか。
土地取得議案可決の際の付帯決議によって策定した「施設整備方針」では、「中央駅前地域交流館との一体的な活用を図ること」とされており、一体的な活用の視点から2号館を解体することにしたので、1号館は、計画的に修繕・改修を行い、施設の長期利用を図ることにした。
資産経営上の観点から1号館を残すという判断をしたということか。
資産経営上の検討は特段行っていない。

つまり、「2号館を取り壊すことになった。じゃあ1号館はどうしよう」という検討を、端っからまったくしなかったということです。事前に職員の皆さんとお話しするなかで、その可笑しさに気付いている人もいました。しかし、「方針をつくったのは企画部だからよけいなことは言えない」「基本計画をつくっているのは福祉部だから関係ない」という構図で、こんな市民の常識からかけ離れたことが起きてしまっているのです。

 想像してください。
1号館の隣で新しい施設の建設が始まりました。普通の市民は、隣に1号館の新築工事が始まったと思います。
「隣に新しい建物ができたら、そっちに移るのでしょう?」
「いやいや、1号館は関係ないんです」
「え? 設備も古くて雨漏りもしているじゃないですか? ここはどうなるんですか?」
「さあ、いずれ建て替えるんじゃないでしょうか、よくわかりません」
こんな会話がたぶん何百とかわされることになると思います。
そして、多くの市民はこう思います。
「なんで1号館も一緒に考えないんだ。印西市は何を考えているんだ」と。
多くの市民に笑われることになるでしょう。
 これは、市民ニーズにそっているとかいないとか、そんなこと以前の問題です。行政組織として猛省すべきです。コチコチのその組織、何とかしてください!

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