令和3年第1回(3月)定例議会
長引くコロナ禍で、市民の意識や活動が地元に向いているのではないでしょうか。地元のコロナ感染者情報や、いわゆる「おうち時間」の充実や手近なところでの観光など、コロナ禍以前よりも、多くの市民が地元に目を向けていると思われます。地域を知り、地域に親しんでもらう施策に、今まで以上に力を入れていくべき時です。そこで、地域の歴史を保存し、市民に親しんでもらう施策を担う資料館の役割について質問しました。
設置条例上の目的の都合のよいところだけ答弁しているが、他市と比較しても来館者は非常に少なく、政策として力が入っていないのは明らか。何をどのように伝えていきたいのか、市民は何を求めているのか深く考察せずにハード面の統廃合だけが先行しているのは問題だ。農村部にある印旛歴史民俗資料館は、農具や農村の暮らしがテーマだが、統合して木下河岸がテーマの交流の杜に資料ごと統合しようとしている。
統合して生涯教育施設として中心的な役割を果たしていく気概がないのであれば、安易に建物の都合だけで統合してもしかたないだろう。統合するならば、あわせて博物館法上の登録博物館となるような取り組みを求めたい。