印西市議会議員 ますだようこ(増田葉子)2017年9月議会の議案 - 印西市議会議員 ますだようこ(増田葉子)

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2017年9月議会の議案

議案1号 農業委員会委員及び農地利用適正化推進委員の定数条例の制定

農業委員会法の改正で、農業委員会の役割の中で農地利用の適正化を必須任務として明確化するため、農業委員の定数を減らし、新たに「農地利用適正化推進委員」をおくもの。旧農業委員の定数は、25名だったが、11名に減らし、推進委員を15名とした。推進委員は、今後、公募されるが、認定農家(専業農家)の1割以上、外部委員を1人以上、青年、女性の登用などいくつかの条件もある。農業委員の選出方法も、これまで選挙だったが、市長の推薦+議会の同意となった。いずれも任期は30年4/1からで、来年3月定例議会で人事議案となる予定。

議案2号 東日本大震災復興基金条例の廃止

国の交付金で基金をつくり、復旧資金にあててきたものが全てなくなり、基金を廃止するもの。

議案3号 一般会計補正予算(2号)

固定資産税等の増収で15憶円増額され、財政調整基金に「3億円積み増し、当初予算で11憶円とりくずす予定をやめた」ので、実質的にすべてに貯金した。固定資産税の内訳は、すべて償却資産で、大型電算機等の償却資産の企業からの申告に基づくもの。
9月定例議会では毎年、当初予算でもった人件費を「現員現給」に改める補正が行われるが、人件費関係は全体で7千万円の減となった。また、URが、30年度末で事務所を撤退することが明らかになり、跡地・跡施設を市で買い取る方向で、「中央駅前サービス向上プロジェクト事業費」として、鑑定費が初めて盛り込まれた。

議案4号 下水道事業特別会計補正予算(1号)

前年度の決算確定により、繰越金9,657万円が増額された。下水道事業は現在「特別会計」だが、来年度から公営企業法を適応し「公営企業会計」とする方針で、そのための人員増強も行われている。

議案5号 介護保険特別会計補正予算(2号)

前年度の決算確定により、繰越金2憶1,536万円が増額され基金に積み立てられた。また、今年度から民間委託されている5つの地域包括支援センターの5年間(実質的には4年間)の委託料3億3,706万円が継続費に追加された。

議案6号 市道の認定

木刈3丁目、大塚3丁目、牧の台1丁目・2丁目のニュータウン区域縁辺部の整備道路の認定が5路線。武西から神崎川をわたる橋(その先は八千代市)につなぐ生活道路1路線の認定。

議案7号 市道の路線変更

印旛高校跡地整備にからみ、新たに開園した認定こども園までの路線が変更となった。

議案8号 千葉県市町村総合事務組合の規約改正の協議

「市町村総合事務組合」は、地方公務員採用試験や退職金共済などを共同処理する全県的な一部事務組合。取り扱う事務内容は規約で定められており、その変更をする場合は、加盟するすべての市町村議会の議決が必要となる。今回は、これまで千葉県町村会で処理していた「軽自動車の賦課徴収に関する申告書の受付」が移管され、事務内容が変更になるというもの。

議案9号 一般会計補正予算(3号)

最終日に提出された補正予算。新聞報道もされたが、固定資産税に20年以上前からの課税誤りが判明し、その還付金として約3憶円が計上された。誤りの判明した家屋は、大規模の非木造家屋のため県税事務所が評価をし、「鉄骨鉄筋コンクリート造」とされていたが、建物の84%が「鉄骨造」であることに所有者代理人(税理士)が気付き、申告により判明した。県の評価を確認せずにそのまま採用し、課税したことが原因。同時期に県が評価した建物が6件あり、すべての誤りがあった場合は、約20憶円の還付が予想されている。

認定1~6号 28年度決算の認定

一般会計と4つの特別会計、水道事業会計の6議案。一般会計と特別会計の総計は、収入529億4,256万円、支出501億1,444万円、差引28億2,781万円。根幹である市税収入は、27年度より4.4%増、7億6千万円増え、積立金も10億8千万円増えた。企業進出や人口の着実な増加に伴い好調で「堅実」な財政状況と思われる。一般会計は、20周年花火大会の後処理を理由に反対者もあったが、板倉市長が編成した予算が、初めて決算認定されたことになる。

報告1号 継続費の精算報告

報告2号 地方財政健全化法関連の指標の報告

地方財政健全化判断指標には、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つがあるが、いずれも基準に該当しないために算定されないほど健全。実質公債費比率は、25%で早期健全化団体(イエローカード)とされるが、印西市は、4.7%であった。

報告3号 専決処分の報告

平賀学園台3丁目の生活道路で道路穴に8歳の女児が運転する自転車前輪がはまり転倒して負傷をおった事故の和解、損害賠償を専決にて支出した報告。賠償額は約2万5千円。

報告4号 専決処分の報告

公用車が市役所駐車場内で来庁者の車両に接触事故を起こしたもの。賠償額は22万円。

報告5号 専決処分の報告

保育園内で園児が転倒し鎖骨骨折の負傷をしたもの。賠償額は12万5千円。再発防止策は園と保護者で協議し、実施済。

同意1号 教育委員の再任

同意2号 固定資産税評価審査委員の再任

諮問1号 人権擁護委員の再任

陳情

今議会では、5件の陳情が提出され、その中で、「空き家の除草についての陳情書」が、小林北・牧の里西町内会から405名の署名付きで提出された。内容は、町内の空き家7軒で草木が繁茂している状態を改善する要望で、議会運営委員会で「請願並み」として委員会審議に付託され、委員会では不採択となった。本会議の採決では、賛否同数となり議長採決により採択された。印西市はまだ空き家条例を制定していないが、今後、全市的に大きな問題になってくると思われ、条例制定の後押しとなるよう市の取り組みを強化してほしい。

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