印西市議会議員 ますだようこ(増田葉子)2019年6月定例会の議案 - 印西市議会議員 ますだようこ(増田葉子)

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2019年6月定例会の議案

議案1号 非常勤特別職の報酬及び費用弁償条例の一部改正
国会議員選挙執行経費基準法の一部改正により、投票・開票管理者、投票・開票立会人、選挙長、選挙立会人の報酬が日額100~200円上がり、条例に反映されたもの。今回の参議院議員選挙から適用される。都心部の自治体では、基準よりも上乗せして報酬を支払っているところもあるが、印旛地域ではほぼ基準額通りに執行している。また、投票率が低い若年層に選挙への関心をもってもらうため、印旛明誠高校の18歳に達した高校生に立会人を推薦してもらえるか調整中とのこと。

議案2号 市税条例の一部改正
地方税法の改定内容を条例に反映させたもの。内容は、5項目。
①婚姻歴のない単親世帯を「寡婦(夫)世帯」として、年収125万円以下の世帯を非課税対象とするもの(みなし寡婦(夫))。なお、所得税の寡婦控除の適用は見送られており、相当額を給付金として支給する措置がとられている(補正予算額114.5万円)。市民税への影響額は15万円ほど。
②公的年金受給者が年金保険者に扶養親族の状況を申告すれば、改めて市への申告が不要になるというもの。
③資本金1億円以上の大法人に電子申請を義務化するもの。印西市では292社が対象となっている。
④軽自動車税のグリーン化特例の見直しで、令和3年3月までに登録車両は環境性能によって25%~75%の軽減になるが、それ以降令和5年3月までは電気自動車以外は対象外となる。
⑤消費増税に伴い、10月から自動車取得税が廃止され環境性能割税になるが、令和元年10月から2年9月までに登録された一定の燃費基準を満たす車両は、非課税もしくは1%に軽減する特例措置が設けられた。増税前の駆け込み消費を抑制する目的もある。

議案3号 家庭的保育事業の設備及び運営基準条例の一部改正
こども子育て支援法の「家庭的保育事業」には、家庭的保育(保育ママ)、小規模保育、居宅訪問型保育(シッター)、事業所内保育の4種があり、保育の質の向上と緊急時、非常時の対応のための「連携施設」を今年度末までに契約することが義務付けられていたが、その期限が5年間延長されたもの。
国のデータでは、期限までに連携先が用意できた事業者は46%にとどまり、個人や小規模の事業者が単独で連携先を見つけていく困難さがあると思われる。市内には原山に小規模保育所が一箇所認可されており、安定的な保育のためにも、市が連携先の調整に関わる必要がある。

議案4号 放課後児童健全育成事業の設備及び運営基準条例の一部改正
放課後児童健全育成事業(学童クラブ)の指導員が受けるべき放課後児童支援員認定資格研修の実施が、県に加えて政令指定都市(千葉市)でも可能になったという内容。千葉市が今後どのように研修を実施していくのか、また千葉市以外からの受け入れも可能なのか等、詳細はこれから情報収集するとのこと。

議案5号 市立学童クラブの設置管理条例の一部改正
児童数1,200を超えた小倉台小学校に三つ目の学童クラブができる。第1学童60人定員、第2学童40人定員、第3学童80人定員で、合わせて180人となる。一般的に保育需要は子ども人口の4割と言われているので、1〜3学年の児童数からみて、これでも足りなくなる可能性がある。また、80人という大規模学童クラブで、保育の安全が保てるのか、十分な指導員配置ができているか、注視していく必要がある。また、小倉台第1〜3、木刈の4学童クラブが、来年度から指定管理者に移行される予定。今後、指定管理者の公募、選定、指定議案の審査などの手続きが進むものと思われる。

議案6号 介護保険条例の一部改正
10月からの消費増税を財源とする低所得者対策の一つで、令和元年度と2年度の2か年間、65歳以上の1号保険料の第1段階〜第3段階を引き下げる。対象は4,780人。
<介護保険料>
第1段階 26,460円→22,050円(基準額×0.45→基準額×0.375)
第2段階 38,220円→30,870円(基準額×0.65→基準額×0.525)
第3段階 44,100円→42,630円(基準額×0.75→基準額×0.725)
第4段階 52,920円(基準額×0.9)
第5段階 58,800円(基準額)
第6段階 70,560円(基準額×1.2)
第7段階 76,400円(基準額×1.3)
第8段階 88,200円(基準額×1.5)
第9段階 99,960円(基準額×1.7)
第10段階 105,480円(基準額×1.8)
第11段階 111,720円(基準額×1.9)
第12段階 114,660円(基準額×1.95)
第13段階 117,600円(基準額×2)

議案第7号 一般会計補正予算
総額で1億5,384万円を増額補正。介護保険1号保険料の軽減分(議案6号関連)の繰出し金2,164万円、小倉台第3学童新設工事費1億5,549万円(議案5号関連)、印西中学校体育館のバスケットゴール補修費873万円、各公民館・交流館の施設補修費248万円など増額する一方で、道路維持補修費の国庫補助金が申請額の27%で内示され、それに伴って5,650万円減額されている。

議案第8号 介護保険特別会計補正予算
1号保険料の軽減分(議案6号関連)で、一般会計からの繰出し金(議案7号関連)を増額し、保険料を減額する補正予算。

議案第9号 工事請負契約の締結
中央駅北コミュニティセンター(フレンドリープラザ)の大規模修繕工事の請負契約。
事後審査型一般競争入札で、松戸市の(株)湯浅建設が1億8,480万円で落札。工事期間は来年の2月末までで、工事期間中は完全閉館となる。サザンプラザで開館時期の周知に混乱があった状況を踏まえて、部分開館はしない方針。

議案第10号 工事請負契約の締結
今後の生徒増が予測される西の原中学校に校舎を増築する。令和9年度には、現在の生徒数のほぼ倍となり、23学級まで増えると見込まれるため、鉄骨造2階建てで多目的室も含め10教室分のスペースを増築する。普通教室はこれで対応できると思われるが、生徒数がほぼ倍になって、音楽室などの特別教室、体育館は対応できるのか、推移を見守っていく必要がある。工事期間は来年2月末までで、横芝光町(株)畔蒜工務店が3億2,340万円で落札している。

議案第11号 財産の取得
庁内の業務用ノート型パソコン150台、ソフトウエア75セットを、(株)大塚商会京葉営業部から2,162万円で購入。

議案第12号 財産の取得
消防団の小型ポンプ車3台を2,725万円で千葉市の大成産業(株)から購入する。26年度から一年に3台ずつ全部で29台を順次更新していく計画を進行中で、令和6年度まで続く。
事後審査型一般競争入札で執行されているが、落札業者がこれまでに2者しかなく、しかも2者が交互に落札している状況。

議案第13号 千葉県市町村総合事務組合規約の変更協議
千葉県市町村総合事務組合の構成員から「香取市東庄町病院組合」が抜けるための規約変更協議。

議案第14号 工事請負契約の締結
旧印旛高校跡地に整備予定の(仮称)スポーツ広場の工事請負契約。施設内容はナイター設備付きのフットサルコート2面、クレー舗装の多目的広場などで、旭市の鈴木建設(株)が1億2,540万円で落札している。

報告1号 繰越明許費繰越計算書の報告(一般会計分)
6事業、2億7,903万円が昨年度に繰越手続きされていたが、うち2事業については繰り越さず昨年度内に事業が終了していた。

報告2号 繰越明許費繰越計算書の報告(下水道特別会計分)

報告3号 事故繰越し繰越計算書の報告
事故繰越とは、前年度に繰越明許の手続きをしないまま財源を繰り越したもの。市史編纂事業と市道01-039号線の復旧工事で不測の事態が起こったためという。市史編纂については、校了後にプライバシー保護のための被覆要請に対応したため。道路工事は入札が2回中止となったためとのこと。

諮問1~3号 人権擁護委員の推薦
再任者3名を推薦。

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