市議会議員選挙が終わりました。選挙を少し振り返ります。
告示一週間前まで「もしかして無投票?」という思いをもっていたので、モチベーションを維持するのが難しい選挙でした。投票ないかも…などと思ってしまうと、体も動かなくなります。
ショックだったのは投票率です。街宣活動をしていても、関心が薄いというよりまったく無いという地区もあり、目の当たりにすると、根本的にこれでいいのかという思いを強く持ちました。
自分の地元も投票率が落ちました。これまでずっと同地区に候補者が2人でしたが、今回初めて私一人になりました。そういうことがしっかり数字に表れるのだと思います。候補者のいない地区はどうしても関心が薄くなります。
選挙のたびに「投票率過去最低を更新」と報道され、有権者の意識に呼びかけ、関心をもってもらえる取り組みを議会側、政治側に求められていますが、つまるところ、私は候補者の数ではないかと思います。
つまりは、議員の定数です。
誰も言わないことだけれど、国も地方も「定数減」の流れと、投票率の低下は連動しているのではないかと、私は考えています。
この4年間で活動を通じて新たに顔見知りになった方々に、「初めて市議会の投票に行った」「投票先を迷わず決められた」と言われました。議員の日頃の活動が見えて、接したことがあって、あるいは身近な人から話を聞いて、初めて市議会、市政への関心も生まれるものだと思います。
関心をもってもらうために、夜や日曜に議会をやったり、報告会やったりするよりも、「議員の数を大幅に増やすこと」がもっとも有効ではないかと思います。一人の議員が日常で知り合える数は限りがあります。
しかし、定数減が「改革」と言われる昨今、増やすなんて時代に逆行しています。「議員の数が多すぎる」という声は聞いても、「議員を増やそう」なんて声は皆無です。
しかし、このまま議員の数が減りつづければ、ますます政治への無関心を招き、投票率の低下を招くでしょう。
そして、議員を選ばれた少数者(特権的)にし、生活と乖離した議会になっていくでしょう。あわわわわ(←一応嘆いています)。
2019/4/25