議案1号 残土条例の制定
県の「残土条例」の適用から外れ、独自条例を制定。改良土による埋立てを禁止するほか、これまで500㎡未満は無許可だったものを200㎡から事前届出を求め、周辺300m以内に居住する住民の承認を必要とするなど、事業届出のハードルを上げ、違反者には氏名の公表や罰則が強化された。
議案2号 個人情報保護条例の一部改正
マイナンバーの利用分野を条例で拡大する際の個人情報保護規定を設けるために、個人情報保護法とマイナンバー法が改正され、条項番号の整合を図る内容。「マイナンバー利用条例」も一部改正された。
議案3号 常勤特別職の給与及び旅費条例の一部改正
市長、副市長、教育長及び市職員の旅費日当を廃止するため、「常勤特別職の給与及び旅費条例」「職員の旅費条例」を一部改正。平成15年度から2年ごとの時限立法で日当を不支給にしてきたが、今回、恒久的に廃止する。議員の旅費日当は、12月議会で発議されず、3月で発議、来年度から廃止となる予定。
議案4号 小学校設置条例の一部改正
永治小学校が今年度いっぱいで木刈小学校に統合閉校となるため条例から削除。すでに26人が木刈小学校に越境通学しており、統合後は、半数は大森小学校に越境通学することになる。
議案5号 学校給食センター設置管理条例の一部改正
鹿黒に建設中の新給食センターを「中央学校給食センター」とし、高花、本埜、滝野学校給食センターを廃止する。中央学校給食センターの稼働は、来年度2学期からになるが、看板発注のため、この時期の条例改正が必要だった。
議案6号 視聴覚ライブラリー設置管理条例の廃止
視聴覚ライブラリーを廃止するため「設置条例」を廃止。インターネットの普及により映像提供の環境が変化し、教育機関としての役割を終えたとの判断。貴重な16ミリフィルム等は中央公民館に引き継ぐ。
議案7号 市税条例の一部改正
今年度の税制改正の内容を反映させるもの。法人住民税の減税、動車取得税の見直し、スイッチOTC医薬品の医療費控除の特例など盛り込まれている。
議案8号 国民健康保険税条例の一部改正
地方税法施行令、所得税法の一部改正を反映させるもの。課税の上限を計4万円(医療分52万円→54万円、後期高齢者支援分17万円→19万円)引き上げる。240世帯に影響し、990万円の増収となる試算。
議案9号 一般会計補正予算
歳入ではニュータウン事業の未処分地が県からUR都市機構に所有変更され、新たに固定資産税2億円の増収、歳出では小学校のトイレ洋式化改修費などで教育費9億円の追加など、あわせて19億2,792万円の増額補正。トイレの洋式化工事では5億6,390万円の地方債を発行する。指定管理の委託料がそれぞれ債務負担として追加された。
議案10号 下水道特別会計補正予算
給与改定による職員人件費92万円を一般会計から繰り入れる増額補正。印西市の特別会計は、国保、介護、後期高齢者医療、下水道の4つ、公営企業会計は水道の1つ。特別会計(特会)で人件費を組み入れているのは下水道のみ。
議案11号 介護保険特別会計補正予算
新たに設置する地域包括支援センターの備品費等で504万円の増額補正。
議案12号 財産の取得
新設の中央給食センターで使用する食器6000セット、食缶・調理用備品一式を1億363万円で(株)関東三貴(千葉市)から購入。印西市では、議会の議決を要する財産取得の範囲を、予定価格1億5千万円以上の請負契約と予定価格2千万円以上の動産・不動産(土地は1件5千㎡以上)の購入と条例で決めている。食器の材質は、環境ホルモンに対応している強化磁器を選択している。
議案13号 指定管理者の指定
印旛医科器械歴史資料館について、委託料1224万円で、一般社団法人 日本医科器械資料保存協会を5年間指定。指定管理料は開館日週三日の窓口人件費(シルバー人材センター)と協会所有の所蔵品を収納する倉庫の賃貸料。所蔵品は指定された協会の所有。
議案14号 指定管理者の指定
総合福祉センター(福祉作業所、中央老人福祉センター(いこいの湯)、地域福祉センター(社協事務所)、子どもふれあいセンターの4施設)について、委託料3億6605万円で、社会福祉協議会・社会福祉法人 六親会共同事業体に3年間指定。前回の指定管理者公募では社協と六親会の2者が応募し、六親会が選定され、議会が否決した。「指定すべき管理者がいない」状態で直営されてきた。今回はその2者が共同事業体で応募し、応募は1者のみであったため選定、指定された。
議案15号 指定管理者の指定
小林子育て支援センター、小林学童クラブ、小林第二学童クラブについて、委託料1億688万円で、社会福祉法人 和泉会を5年間指定。施設の設立当初からずっと同法人が指定されてきている。前回の指定からモニタリングで評価が高かったため、今回は公募なしの再指定となった。
議案16号 指定管理者の指定
高齢者就労支援センターについて、委託料1129万円で、公益社団法人 印西市シルバー人材センターを5年間指定。印西市はこのほかに、年間1000万円の人件費を補助金としてシルバー人材センターに支払っている。現実的には、シルバー人材センターの事務所であって、「高齢者の就労支援」、例えば相談業務などが、しっかりと広報された上で行われていない。個人的には事務所を無償貸与したほうがすっきりすると考える。
議案17号 指定管理者の指定
障がい児学童 クリオネクラブについて、委託料5994万円で、NPO法人マーブル福祉会を3年間指定。障がいをもつお子さんの親が中心となり法人を立ち上げ、施設設立に関与した経緯から、非公募で3年ごとに指定されてきている。しかし、設立から障害福祉サービスの法体系が大きく変化しており検討の必要があると考える。
議案18号 市道の認定
議案19号 市道の路線変更
高花3丁目のランドローム前の交差点、東の原3丁目、牧の原6丁目、南鹿黒1丁目などニュータウン地区の新たな宅地や周辺道路の引継ぎ35路線と付随する路線変更6路線。
議案20号 給与条例の一部改正
人事院、県人事委員会の勧告に準じる改定。職員給料がわずかに上がる。影響額は約3,300万円。
議案21号 契約の変更
小林駅南口の自由通路建設工事で、雨水排水の工事変更で153万円追加契約。
諮問1号
新任の人権擁護委員1名を同意。
報告1、2号 専決処分の報告
公用車の事故、公共施設の瑕疵による物損事故
報告3号 特別委員会の審査報告
市政施行20周年記念花火大会中止問題等調査特別委員会(浅沼美弥子委員長)からの調査報告がされた。
発議案1号 山本清議員への議員辞職勧告決議案。
政務活動費の返還を求める訴訟が結審し、約14万円が不正利得とされたため。提出者は橋本和治議員で議長を除く全員が賛成者となった。